会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2018年3月8日

トヨタ名古屋自大が卒業研究発表会、即戦力アピールへ成果披露 接客知識・技術8テーマで

トヨタ名古屋自動車大学校(川口浩二校長)は2月15日、愛知県清須市の同校で「2017年度卒業研究発表会」を行った。3月卒業予定の車体整備専攻科(1年制)47人と女性ショールームスタッフ科(2年制)2年生33人が、それぞれの研究の成果を同校教師や就職内定先の幹部らに向けて発表。車体整備専攻科はトヨタ「カリーナ」と「カローラ」のレストア作業の工程を説明し、修復した実車の披露と校内試乗会を開いた。一方の女性ショールームスタッフ科は、内定先で戦力となるための知識や技術の習得に焦点を当てた8テーマの発表を行った。
 卒業研究発表会には学生の就職内定先であるディーラーなどの役員や幹部、採用担当者らが来賓として出席した。車体整備専攻科の発表会では、内定会社35社、女性ショールームスタッフ科の発表会では内定会社21社が駆け付け、学生たちの晴れ舞台を見守るとともに、内定者に入社を心待ちにしていることを伝えた。 車体整備専攻科の発表内容は、ボロボロの状態から修復を完了しナンバーを取得するまでに至ったレストア作業を、各工程の担当グループが作業工程に沿って順番に発表した。緑色に塗装されたカリーナには23人、白色に塗装されたカローラには24人の学生がそれぞれ作業を担当し、修復作業の解説とともに工夫や苦労した点なども説明。また、発表後には、輝きを取り戻した実車を披露し、校内での試乗会を開催して来賓たちに技術力をアピールした。
 一方、女性ショールームスタッフ科の発表内容は、ディーラーでのインターンシップ研修の経験から生まれた疑問の解消や、接客時に不可欠な知識や技術を磨くための調査などの研究成果などで、グループごとに図表や画像などを用いて発表。そのテーマは「接客に大切なのは?」「イベントがもたらす力」「WIN―WINな店内レイアウト」「コミュニケーション能力に関する研究」「お客様の店舗内での過ごし方」「車の魅せ方」「愛される接客」「お客様にあったチャネル選び」の8テーマとなった。

日刊自動車新聞3月8日掲載

開催日 2018年2月15日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,展示会・講演会
主催者

トヨタ名古屋自動車大学校

開催地 トヨタ名古屋自動車大学校(清須市)
対象者 大学・専門学校,自動車業界