会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2018年2月26日

都内タクシー6社とソニー、AIを活用した配車サービス事業で連携

ソニーは20日、グリーンキャブなど都内タクシー6社とAI(人工知能)を活用した配車サービス事業で連携するための意向確認書を締結したと発表した。6社はグリーンキャブと国際自動車、寿交通、大和自動車交通、チェッカーキャブ無線協同組合、日の丸交通で、決済代行業のソニーペイメントサービス(東京都港区)と2018年春に配車サービスアプリなどを開発・運営する新会社設立を目指す。
 配車システムを提供する一大勢力は、すでにトヨタ自動車と日本交通のグループ、第一交通産業(北九州市)と提携交渉中の米ライドシェア大手のウーバーテクノロジーズや中国の配車アプリ大手の滴滴出行に出資するソフトバンクグループがあり、今回の連携でソニーが中心となる第三極が誕生した形となる。
 新会社の事業は、AI技術を活用した配車サービスの開発と運営、サービス利用のためのアプリや関連サービスの開発と運営、タクシーデータの活用、決済代行サービスの提供などを想定する。参画する6社以外のタクシー会社も利用できるようにする。
 ソニーは新会社に対し、タクシーの需要予測などに向けたAI技術などを提供する。6社は、都内を中心に1万台超のタクシー車両を所有しており、会社の枠を超えて配車サービスを利用することで、乗客が必要な時に必要な台数のタクシーを用意できるようになるなど、乗客の利便性向上につなげる。

日刊自動車新聞2月26日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

ソニー、グリーンキャブ、国際自動車、寿交通、大和自動車交通、キェッカーキャブ無線協同組合、日の丸交通

 

対象者 自動車業界