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2018年2月16日

雪で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意 マフラーふさがれ車内に流入

吹雪や暴風雪で車が立ち往生した場合、雪で車のマフラーがふさがれ、排ガスが社内に流入し、一酸化炭素中毒になる恐れがあることから、専門家はマフラー周辺を定期的に除雪するよう呼びかけている。

今月、大雪に見舞われた福井市と福井県坂井市では、雪に埋もれた車内にいた計3人の男性が一酸化炭素中毒の疑いで死亡した。マフラーの周囲を雪でふさがれると、行き場を失った排ガスが車の床下にたまり、社内に入り込む恐れがある。

日本自動車連盟(JAF)は、突然の吹雪に見舞われ身動きが取れなくなった場合に、エンジンを切って車内で救助を待てるよう、防寒着や飲料水、非常食などを車内に常備しておくことが大切としている。吹雪のなかで停車すると、数分でクルマ全体が雪で覆われる。いつでも脱出できるよう、風下側のドアが開くかどうか定期的に確認しながら救援を待つことも、注意点と上げている。

日刊自動車新聞2月15日掲載

カテゴリー 交通安全
対象者 一般