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2018年2月5日

災害時 井戸水を提供 船橋市と中古車業界が協定

大規模災害が発生した際、井戸水を被災者・避難者に提供しようと、地域が連携して準備する動きが広がっている。

千葉県船橋市では、全国の福祉・介護タクシー事業者で組織する日本福祉医療輸送機構(JWMTO=ジェウント関澤俊夫理事長)の仲介で、同市と県中古自動車販売商工組合船橋支部が1月30日、「災害時協力井戸」の使用に関する協定を結んだ。組合員事業所が持つ井戸は市内に14カ所あり、ステッカーを貼ってアピールする。

締結式は船橋市役所で行われ、松戸徹市長、中古車販売組合の千崎悟之理事長、ジェウントの東谷和信事務局長らが出席した。東谷氏が経営するハスメックは船橋に構え、福祉車両の販売・架装を手がける。

松戸市長は「災害が起きた時、水の確保が一番のライフラインになる。皆さんの販売店にある井戸を生活用水として提供いただけるのは大変心強い。市全体の安心・安全を高める上で大きな力になる」と感謝の言葉を述べた。

「災害時に生活用水を提供する井戸があります」などと書かれたステッカーを、井戸を持つ店舗に配布する。井戸水の水質検査も実施する。協定締結について東谷氏は「以前から災害協定への取り組みに係っているが、一つの成果が出た格好だ。将来的に、船橋市との福祉・介護タクシーに関する協定を結びつけたい。今回を足掛かりにしたい」と話している。

東京交通新聞2月5日掲載宇

開催日 2018年1月30日
カテゴリー 社会貢献
主催者

日本福祉医療輸送機構(JWMTO=ジェウント)

開催地 船橋市
対象者 一般,自動車業界