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2018年2月5日

トヨタと中部電力、大容量蓄電池システム実証 使用済み電池再利用

トヨタ自動車と中部電力は31日、ハイブリッド車(HV)など電動車の使用済み駆動用電池をリユースした大容量蓄電池システムの実証を開始すると発表した。併せて、電池のリサイクルについても実証する。

共同実証は、2018年度に中部電力の事業所内で開始する。まず、2、3代目「プリウス」のニッケル水素電池50台相当分をリユースした蓄電システムを構築し、20年度には発電出力1万キロワット、電池1万台相当まで拡大する。これにより、中部電力は余分に発電した電気を蓄え、発電量が下がる時間帯に供給するなど需給調整に活用する。
トヨタによると、16、17年にはHV用ニッケル水素電池1万台分を市場から回収し、リユースやリサイクルを行った。今後HVの廃車などが増えるのにともない、年数万台分へ回収を増やす見込み。また、30年頃には、電気自動車やプラグインハイブリッド車で用いられるリチウムイオン電池も蓄電システムに活用する予定だ。

日刊自動車新聞2月2日掲載

開催日 2018年1月31日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

トヨタ自動車、中部電力

対象者 自動車業界