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2018年1月16日

ラストマイル解決へ 国交省・さいたま市で支援物資輸送で訓練

国土交通省は11日、さいたま市と連携し、首都直下型地震を想定したプッシュ型の支援物資輸送の訓練を実施した。

さいたま市と災害時支援物資輸送拠点の協定を締結している佐川急便のさいたま営業所での実動訓練では、埼玉県トラック協会、陸上自衛隊ヘリコプターなどが参加。

熊本地震などで課題となった避難所までの輸送(いわゆるラストマイル)を含めた円滑な支援物資輸送を構築するため、避難所までの情報伝達訓練と実動訓練を実施。市内の広域拠点備蓄倉庫から大型トラックとヘリコプターで輸送された支援物資を佐川急便の大型配送センターで受入れ、仕分けし、市内各避難所(4ヵ所)まで2㌧車4台で配送。毛布80箱、紙おむつ25箱、排便袋25箱、アルファ米80箱を届けた。訓練は、第9回九都県市合同防災訓練・図上訓練と併せて実施した。

国交省の重田雅史物流審議官は「課題は、広域輸送拠点から被災者がいる避難所までのラストワンマイルをいかに届けるかだ。その意味で、協力体制の確保ができ実り多い訓練だった。今後はデマンド型のニーズにも対応できるように、さらに関係機関などと呼吸を合わせてレベルを上げた取り組みを行う必要がある」と講評を述べた。

運輸新聞1月16日掲載

開催日 2018年1月11日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

国土交通省、さいたま市、佐川急便、陸上自衛隊

対象者 自動車業界
リンクサイト

物流ニッポンホームページ

http://logistics.jp/media/2018/01/15/2252