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2017年12月25日

東京都心を自動運転バスが走る

ソフトバンクと三菱地所は22日、都内で自動運転バスの試乗会を開催した。

丸の内仲通り(東京都千代田区)の公道に設けた専用空間を一般人を乗せた自動運転バスが片道約100m走行した。自動運転バスの実用化に向けた社会受容性や技術課題の検証を目的にしたもので、当日は一般公募に当選した約100人のモニターが試乗した。

車両は仏ナビヤ製の自動運転バス「ナビヤ アルマ」を使用した。車両は自動運転バスサービスの事業化に向けて実証実験を積極的に行っているソフトバンクグループのSBドライブが所有している。今回は規制に対応するため、公道に閉鎖空間をつくり、時速5㎞とゆっくりと走行した。

ナビア アルマはあらかじめ設定したルートに沿ってLiDAR(レーザースキャナー)やGPSで周辺環境と自車位置を特定しながら走行する仕組み。ただ、東京・丸の内地区は高層ビルが多く、GPSを受信しにくい。このため今回はGPSを活用せず、LiDARなどセンサーのみで自立走行が可能か検証した。丸の内エリアは4300の企業が終結し、28万人が働く。丸の内エリアに多くの商業ビルを抱える三菱地所は、さまざまな人材や企業が集う丸の内を先進技術やテクノロジーの実験場として活用していく方針で、今回の自動運転バスの試乗会はこの取り組みの一環。

日刊自動車新聞12月25日掲載

 

開催日 2017年12月22日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,交通安全
主催者

ソフトバンク、三菱地所

開催地 丸の内仲通り(東京都千代田区)
対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

ソフトバンクHP

https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2017/20171211_01/