自動車整備振興会九州連合会（内山邦彦会長）は１６日、各県自動車整備振興会の教育担当者を対象とした「収益力アップ技術研修会」を開催した。九州・沖縄地区全体で、こうした教育担当者向けの研修会を実施するのは今回が初めて。第１回の研修は会員工場の収益力アップに向けたサービスメニューの一つとして、ＡＴＦ及びＣＶＴＦの交換にスポットを当てた。

各県の自動車整備振興会では、会員工場の技術力を高めるためにさまざまな教育を行うとともに、商工組合を通して収益力アップにつながる多様な商材を会員へ提案している。今回の研修会では、教育事業と商工組合事業の連動性を高めることが狙いの一つ。オール九州の教育担当者に、商工組合で取り扱う商材に対する商品知識を高めてもらいながら、会員工場の技術力向上と収益力向上を同時に実現する会員工場向けの研修カリキュラムを学んでもらった。

研修会は福岡整振の教育担当者が講師となり、福岡を除く九州・沖縄７県の教育担当者１７人が参加。ＡＴＦ及びＣＶＴＦの交換について、座学と実技による研修を行った。

日刊自動車新聞12月21日掲載