会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2017年12月14日

市街地で水素熱電供給実証を開始 神戸ポートアイランドにプラント完成

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、大林組、川崎重工業は11日、神戸市中央区の神戸ポートアイランドに水素コジェネレーションシステム(水素CGS)の実証プラントを完成させ、2018年1月下旬から、市街地で水素による熱と電気を近隣の公共施設に供給するシステムの実証試験を開始すると発表した。

NEDOでは水素の利活用を進めるために、本格的なサプライチャーンの構築やエネルギー供給システムの確立に必要な技術開発を実施している。今回の実証試験は水素CGSから発生した熱(蒸気)や電気を近隣の4施設(ポートアイランドスポーツセンター、神戸国際展示場、下水処理場、中央市民病院)に供給することを通じて、地域コミュニティ内でのエネルギーの最適制御システムの運用性の確認などを行うのが目的。この事業はNEDOの「水素社会構築技術開発事業/水素CGS活用スマートコミュニティ技術開発事業」として実施。

来年1月下旬稼働予定、市街地における同システムの実証試験は世界で初めて。

開発した水素CGSは水素だけを燃料とする(専燃)も水素と天然ガスを任意の割合で混ぜ合わせたものを燃料とすること(混焼)も可能といい、実証試験を通じて燃焼安定性や運用性を確認する方針。

交通毎日新聞12月14日掲載

開催日 2018年1月29日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、大林組、川崎重工業

対象者 自動車業界
リンクサイト

スマートジャパン

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1712/13/news032.html

NEDOなどで各設備や機器の試運転を行い18年1月下旬から実証運転をスタートし、2月上旬から近隣施設への熱と電気の試験供給を開始する計画。