日本自動車整備振興会連合会（日整連、橋本一豊会長）は２５日、東京ビッグサイトで「第２１回全日本自動車整備技能競技大会」を開催した。全国の自動車整備振興会から５３チーム１０６人が出場。栃木チームが総合優勝の栄冠を手にした。
同競技大会は、全国の整備専業工場の整備士を対象とし、隔年で開催している。競技は、各整備振興会の予選入賞者や推薦を受けた２人が代表選手となる。実技競技と整備技術アドバイザー競技を行い、総合得点を競った。
実車競技は日産自動車「ノート」を使用し、１年定期点検整備をベースにした点検整備と故障診断を行った。基礎競技は点検整備に必要な一般的な技能を、アドバイザー競技ではユーザーへの問診や応対、結果説明のロールプレーイングを実施した。
橋本会長は開会式で「誇りを持って、日頃培った実力を発揮してほしい」と語った。
大会結果は次の通り。（敬称略、カッコ内はチーム名）
▽優勝＝塩田雄基、須永圭則（栃木）▽準優勝＝木元崇文、伝農善樹（秋田）▽３位＝星川貴彦、大貫竜（山形）▽４位＝髙井徳康、大塚英生（福井）▽５位＝十亀裕明、大高学（札幌）▽６位＝藤本賢守、小山康則（兵庫）▽７位（２チーム）＝中村槙吾、上原聖（愛知）、成川功、宮本幸志（広島）

日刊自動車新聞12月27日掲載