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2023年5月24日

福岡県 産学官一体で協議会立ち上げ、水素関連拠点普及推進

福岡県などは11日、北九州市小倉北区のホテルで「福岡県水素拠点化推進協議会第1回総会」を開催した。産学官が一体となり、水素の大規模な供給・利活用拠点を形成し、国際競争力のある水素商用サプライチェーンの構築を目指す。

同協議会では、国が10年間で8カ所程度を整備し、水素の利活用拠点として集中的に支援する制度を活用して、北九州市若松区の響灘臨海地区を中心とした拠点の整備に取り組む。自動車をはじめ多様な産業が集積し、水素需要のポテンシャルが高い地区で大規模拠点の構築を図り、グリーン水素で成長する地域づくりを実現したい考えだ。

響灘臨海地区は、広大な産業用地と充実した港湾施設を有していることに加え、北九州市が進める「グリーンエネルギーポートひびき」事業の下、風力発電などのエネルギー関連産業の集積を図っている。

協議会の会長には福岡県の服部誠太郎知事が就任した。副会長に北九州市の武内和久市長、九州電力の穐山泰冶取締役常務執行役員、西部ガスの木下貴夫取締役常務執行役員、日本製鉄の中田昌宏常務執行役員九州製鉄所長が就いた。顧問を福岡県水素グリーン成長戦略会議会長の佐藤直樹氏が務める。参画メンバーは、水素の供給・利用などに係る拠点形成や、サプライチェーン構築を推進する企業など約30社・機関。

カテゴリー 会議・審議会・委員会
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞5月18日掲載