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2022年12月05日

11月の国内新車販売台数7%増 3カ月連続プラス

2022年11月の新車販売台数は、登録車と軽自動車の合計で前年同月比7・0%増の37万7079台と、3カ月連続で増加した。半導体不足や新型コロナウイルス感染拡大の影響からの反動増で軽が2桁の増加となった。一方、登録車の増加幅は前月より18・7㌽低下の1・0%増にとどまった。

ブランドによって半導体などの部品不足による生産調整が影響している。1~11月の累計新車販売台数は前年同期比6・2%減の385万6956台で、年間で昨年を上回ることは難しい見通しだ。

乗用車9ブランドのうち、半導体不足で生産計画の引き下げが続くトヨタとレクサスが前年同月実績を割り込んだ。型式認証問題が続く日野は前年同月から半減した。

日本自動車販売協会連合会(自販連、金子直幹会長)が1日発表した登録車の新車販売台数は、同1・0%増の22万1541台と3カ月連続で増加した。直近の20年間では下から4番目の水準となった。

車種別では、普通乗用車が同2・4%増の11万4539台、小型乗用車が同2・0%増の7万8365台で、ともに2カ月連続で増加したが、増加幅は前月より大きく低下した。登録車のブランド別では、トヨタとレクサス、ダイハツが3カ月ぶりに減少。ホンダは2カ月ぶり、いすゞが15カ月ぶりの増加に転じた。

全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)が1日に発表した軽自動車新車販売台数は、同16・8%増の15万5538台と3カ月連続で増加した。11月としては、直近の10年間で上から5番目の水準となった。

車種別では、乗用車が同11・9%増の11万5155台で3カ月連続の増加。貨物車は同33・6%増の4万383台と5カ月連続で増加した。貨物車のうちキャブオーバーバンは、ダイハツ「アトレー」「ハイゼット」が台数をけん引し、ダイハツが過去最高台数を記録した。

ブランド別では、ダイハツが一部改良の「タント」と全面改良の「ムーヴ」で前月同様に大幅に台数を伸ばした。ホンダとスズキも前月から2桁増が続いている。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞12月2日掲載