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2022年11月29日

日産 ミニバン「セレナ」6年ぶり全面改良、6代目

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、28日、「セレナ」をフルモデルチェンジし、ガソリン車を今冬から、e-POWER車を来春発売すると発表しました。


新型「セレナ」 e-POWER LUXION

セレナ」は1991年の初代発売以降30年もの間、時代とともに移り変わる家族のカタチに常に寄り添い、家族のためのミニバンとして、ファミリー層を中心に高く支持されてきました。今回発表する新型「セレナ」は、初代から受け継がれる“BIG”、“EASY”、“FUN”のコンセプトに代表される室内空間の広さや利便性はそのままに、移動時の快適性を追求し、最先端技術の搭載や様々な機能の充実を図ることで、家族との大切な時間を思い切り楽しむことが出来るミニバンとして、さらなる進化を遂げました。

新たに設定する最上位グレード「e-POWER LUXION(ルキシオン)」には、ミニバン世界初搭載*1のロングドライブをサポートする先進運転支援システム「プロパイロット2.0」*2、室内の静粛性と運転の快適性を実現する新開発のe-POWER専用エンジンと組み合わせた第2世代「e-POWER」、クルマ酔いをしづらくするための工夫など、日産の誇る先進技術を搭載した「セレナ」が、日常使いから長距離のお出かけまで、幅広いシーンで活躍します。

日産自動車 副社長の星野朝子は、「家族全員でのかけがえのない時間を少しでも多く大切に過ごして欲しい、『セレナ』を通じて家族の時間を最大限楽しんで欲しい、との想いでこの新型『セレナ』を企画・開発して参りました。『今日のお出かけ、楽しかったね!』、『今度はもっと遠くに行ってみたい!』、などといった親子の笑顔溢れる会話が自然と生まれるようなドライブを楽しんでいただきたい。新型『セレナ』には、そんな想いとこだわりを詰め込みました」と述べました。

商品の主な特長は下記のとおりです。

ロングドライブをサポートするミニバン世界初搭載の先進運転支援技術「プロパイロット2.0」
先代モデルでご好評いただいている「プロパイロット」は全車に標準装備としました。また、「プロパイロット2.0」を、最上位グレード「e-POWER LUXION(ルキシオン)」に標準装備しました。これにより長距離運転におけるドライバーの負担を軽減します。また、前方障害物を回避する際、ドライバーのステアリング操作を支援する「衝突回避ステアリングアシスト」や、一度駐車した場所を駐車枠として記録することが出来る、メモリー機能付きの「プロパイロット パーキング」を日産として初搭載しました。記録した駐車位置に近づくと、ボタン一つでステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御するため、駐車が苦手な方も安心です。さらに「e-POWER LUXION」には、リモコン操作で車の出し入れが可能となる「プロパイロット リモート パーキング」を搭載。狭いスペースでの乗り降りや荷物の出し入れをスムーズに行なうことが可能になりました。

会話が弾む圧倒的な静粛性を生む第2世代「e-POWER」
新開発の1.4L e-POWER専用エンジンを組み合わせた第2世代「e-POWER」の搭載により、エンジンの作動音を抑制するとともに、よりパワフルで気持ちの良い加速性能を実現しました。さらに、車両状態や走行環境に加え、ナビと連携しながらエンジン作動タイミングを制御する世界初のエネルギーマネジメント技術*3を搭載することで、エンジンの作動頻度を低減し、高い静粛性に貢献します。また、車体の遮音性能を大幅に高め、後部座席の乗員とも会話のしやすい静かさを実現しました。

あらゆる角度から徹底的に科学したクルマ酔い軽減技術
第2世代「e-POWER」と高剛性サスペンションが、車体の動きをなめらかにし、新開発のシートが車体の揺れの伝達を抑え、クルマ酔いにつながる頭の急な揺れを抑制します。また、アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできる「e-Pedal Step」の操作性も向上させました。さらに、高剛性ステアリングの採用により操縦安定性を高め、ミニバンが苦手とする横風を受け流す車体構造によりふらつきを抑えることで、高速でも安定した走りを実現しています。加えて、見晴らしがよく開放的な視界や、最適な位置に配置された後席専用モニターなど、視覚的にもクルマ酔いの低減を図りました。ミニバンNo.1*4の運転席の視界の広さは運転のしやすさの向上にも貢献しています。

上質さと先進性を兼ね備えた親しみやすいデザイン

  • エクステリアは親しみやすさを感じながらも、より上質でモダンな要素を取り入れました。加えて、「e-POWER LUXION」と、ハイウェイスターは、ダイナミックで力強い走りを想起させる印象的なデザインに仕上げています。また、すべてのランプをLED化し、先進性と美しさを徹底追及しました。
  • インテリアは、先進的で上質な広々とした空間を意識しながらも、細やかなこだわりを詰め込みました。運転席は、視界を遮る凹凸を減らすことで、視界が開け、運転のしやすさを向上させています。また、シートは素材の高級感と、お菓子などの食べかすが隙間に入り込みにくく、飲み物などをこぼしてしまった時もふき取りやすいなどの機能性を両立させた家族思いの仕様となっています。
  • シフトには日産として初めて、スイッチタイプの電制シフトを採用し、スッキリとした見た目と分かりやすい操作性を実現しました。
  • ボディカラーは、2トーン4色、モノトーン10色の全14色をラインアップしました。

家族のために考え尽くされた使いやすい装備

  • ミニバンNo.1*4の室内の広さにより、家族全員がゆったりくつろげます。さらに、運転席の足の通過スペースを先代モデルから120㎜拡大し、運転席と助手席の間の移動をよりしやすくしました。また、シートスライド機構を3列目にも標準装備したことで、8人フル乗車でもゆったりとした座り心地を実現しています。
  • 先代モデルから好評のマルチセンターシートを進化させ、e-POWER車でも8人乗りを実現しました。家族で使用するシチュエーションに合わせて、7-8人乗りを自由自在にアレンジできます*5
  • バックドア全体を開けずに荷物の出し入れが可能なデュアルバックドアもより使い勝手を向上させています。開口時のサイズを見直すことで、より狭い駐車スペースにおいても使用できるようになりました。また、ハンズフリーオートスライドドアは、センサー感度を向上させるなど、操作性にこだわりました。
  • 全席にスマートフォンや財布などを置ける小物置き場を設置しました。500mlの紙パックが入るカップホルダー、USBの設定、車内Wi-Fiや乗る前エアコン*6などにより、おでかけの車内も快適に過ごしていただけます。
  • エアコンの操作には、直感的に使いやすい先進的なデザインのタッチパネル式オートエアコンを採用し、運転席、助手席、後席で別々に温度設定ができる独立温度調節機能を採用しています。
  • e-POWER車には、100V AC電源(1500W)をオプション装備したことにより、アウトドアにおける家電製品の稼働や、災害時等の非常用電源としてお使いいただけます。

*1 高速道路同一車線走行時、時速40km/h以上でのハンズオフ機能の採用が世界初(2022年11月現在 日産調べ)

*2 NissanConnectサービス プロパイロットプランへの加入が必要になります。

*3 ナビ情報を基に目的地付近でEV走行できるよう、経路上での充放電をマネジメントする技術の採用が世界初(2022年11月現在 日産調べ)

*4 全高1.8m以上の1.2~2.0Lクラス 7/8人乗りミニバン(2022年11月現在 日産調べ)

*5 「e-POWER LUXION」は7人乗りとなります。

*6 車内Wi-Fi、乗る前エアコンはNissanConnectサービスを契約することで使用できます。

※各種機能はグレード別設定やメーカーオプション設定の場合があります。詳しくは商品カタログをご覧ください。

「セレナ」全国希望小売価格(消費税込み)

駆動 エンジン グレード 乗車 ミッション 価格(円)
2WD HR14DDe-EM57 e-POWER X 8 3,198,800
e-POWER XV 3,499,100
e-POWER ハイウェイスター V 3,686,100
e-POWER LUXION 7 ☆ 4,798,200
MR20DD X 8 エクストロニック
CVT
2,768,700
XV 3,088,800
ハイウェイスター V 3,269,200

☆掲載写真車種

なお、ガソリン車4WDの価格、発売については追って発表いたします。

新型「セレナ」WEBカタログ: https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

新型「セレナ」を発表 (nissannews.com)