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2022年8月04日

日本自動車機械工具協会 4年ぶりオートサービスショー、23年6月開催

日本自動車機械工具協会(機工協、柳田昌宏会長)は、日本最大級の整備機器の展示会「第37回オートサービスショー2023」を来年6月15~17日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催すると発表した。通常隔年で実施しているが、21年度は新型コロナウイルス感染症の影響や会場の都合などで中止したため、4年ぶりの開催となる。

注目は24年10月に始まる車載式故障診断装置(OBD)を活用した電子的な検査(OBD検査)で、機工協ではイベントを通じて情報発信を強化する考え。3日間の会期中は、5万人の来場を見込む。

今回のテーマは「ヒトとクルマの未来を守る整備機器」とした。最新の整備機器で業務に取り組む整備士を増やすことで、安全なクルマ社会の実現や人々の生活を守ることなどにつなげるとの思いを込めた。同ショーではOBD検査のほかにも、整備業界が抱えるさまざまな課題解決につながる機器やサービスを紹介していく計画。

自動車技術の高度化や人手不足感が強まる中でも、業務効率を高められる省力化の検査整備関連機器なども展示されることになりそうだ。

オートサービスショーは21年度も開催予定だったが、感染拡大を抑える観点などから中止した。19年度に開催した前回のショーは東京ビッグサイトの青海展示棟A・Bホールを会場に103社・8団体が出展。3日間で3万7245人が来場した。次回はこれを大幅に上回る来場を集める計画だ。

近年は未曽有のコロナ禍で大小さまざまな展示会が延期、中止に追い込まれている。自動車業界が変革の時代を迎える中、情報収集の機会が限られることは整備事業者にとって痛手となる。このため、自動車機械工具の実演展示会として国内でトップクラスの存在感があるオートサービスショーの開催が正式に決まったことで、出展者や来場者双方の期待が高まりそうだ。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞7月29日掲載