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自動車産業インフォメーション

2022年6月1日

6月は「不正改造車を排除する運動」の強化月間です

多様なメディアを活用し啓発活動を展開
ツイッターで動画をプロモツイートするなど、SNSで20~30歳代の若年層にアピール

国土交通省・不正改造防止推進協議会

 

国土交通省は、警察庁などの関係省庁や自動車関係団体などとともに、2022年度「不正改造車を排除する運動」を展開しています。同省では、暴走行為や過積載などを目的とした不正改造車が、「安全を脅かし道路交通の秩序を乱すとともに、排出ガスによる大気汚染、騒音等の環境悪化の要因となっている」として、この運動を1990年から実施。強化月間としている6月には、日本自動車会議所など自動車関係33団体で構成する「不正改造防止推進協議会」(事務局=日本自動車整備振興会連合会)と同省が中心となって全国でキャンペーンを展開し、ポスターやチラシのほか、新聞、雑誌、ラジオ、インターネットなど多様なメディアを活用した啓発活動を行っています。

啓発活動では「不正改造は犯罪行為」であることを前面に打ち出し、「『知らなかった』では済まされません」と強調。不正改造の具体例や、不正改造による事故・迷惑などの事例をチラシやSNS、動画サイトなどで広報しています。特に近年は若者や女性をターゲットに、ウェブメディアなども積極的に活用。「若手ビジネスパーソンに対する訴求力が強い」とされる『新R25』でSNS動画を制作し、ツイッターで動画をプロモツイートしています。不正改造車情報に接する機会を広げ、20~30歳代の若年層にアピールします。

強化月間には、国交省が中心となり、警察機関、独立行政法人自動車技術総合機構、軽自動車検査協会などと連携しながら全国で142回の街頭検査も実施します。違反車両に対しては整備命令を発令しますが、特に取り締まり件数が多く、社会的な排除要請が高い次の5項目を「重点排除項目」とし実施する予定です。

(1)タイヤ及びホイール(回転部分)の車体外へのはみ出し
(2)灯光の色が不適切な灯火器及び回転灯等の取り付け並びに保安基準上、装備が義務化されている灯火器(例:側面方向指示器)の取り外し
(3)前面ガラス並びに運転者席及び助手席の窓ガラスへの着色フィルム等の貼付(貼付状態で可視光線透過率70%未満)
(4)マフラーの切断・取り外し及び騒音低減機構を容易に取り外せる等の基準不適合マフラーの装着
(5)大型貨物自動車の速度抑制装置の取り外し、解除または不正な改造、変更等

また、全国の運輸支局など53カ所に相談・情報提供窓口として「不正改造車・迷惑黒煙情報提供窓口」も設置。通報された情報をもとに、不正改造ユーザーに対して改善・報告を求めるハガキを送付するなど、不正改造車排除に向けて有効に活用しています。さらに、全国272のバス事業者の協力により、乗合バスに同運動の広報横断幕を掲示してもらい、広く一般へもアピールしています。

なお、新型コロナウイルス感染症対策による地域の実情を踏まえ、昨年に引き続き沖縄県が強化月間を10月に変更しています。

ポスターのダウンロード   チラシのダウンロード

 

開催日 2022年6月1日
開催終了日 2022年6月30日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,交通安全
主催者

〇国土交通省

〇不正改造防止推進協議会(事務局=日本自動車整備振興会連合会)
 ※日本自動車会議所など自動車関係33団体で構成

対象者 一般
リンクサイト

■『新R25』関連サイト

〇ホームページ
 https://r25.jp/

〇動画掲載サイト
 https://www.youtube.com/watch?v=MZYTDDKnpnk

〇SNS(Twitter)
 @shin_R25(https://twitter.com/shin_R25)