日本自動車タイヤ協会（ＪＡＴＭＡ）は２４日に役員改選を行い、横浜ゴムの山石昌孝社長が会長に就任したと発表した。副会長には住友ゴム工業の山本悟社長が就く。前会長のブリヂストン東正浩取締役代表執行役ジョイントグローバルＣＯＯは顧問となる。

同日行われた記者発表会で山石会長は、「タイヤは、より高度な安全性を求められるようになる」と指摘。「ＪＡＴＭＡとして、国際的な議論にも参画していく」と意気込みを示した。退任した東前会長は「コロナ禍で新しい取り組みを試し、それに対して結果を出せた」と総括した。

山石　昌孝氏（やまいし・まさたか）　１９８６年４月横浜ゴム入社。２０１０年秘書室長、１２年ヨコハマヨーロッパ代表取締役社長、１３年経営企画室長兼アクティ社長、１６年取締役執行役員などを経て１７年に社長就任。２０年５月ＪＡＴＭＡ代表理事・副会長。１９６２年６月生まれ、５９歳。

日刊自動車新聞5月25日掲載