2022年5月11日
警察庁、全国の運転免許返納件数 21年は6%減、51万件
2021年の全国の運転免許返納件数は、前年比6・4%減の51万7040件だった。過去最高を記録した19年(60万1022件)から2年連続で返納者の数が減少した。
警察庁が19日、「運転免許統計令和3年版」を公表した。都道府県別では、ほぼ全ての地域で返納者が減少した。徳島の減少率は同20・2%減で、全国で唯一2割を超えた。群馬も同15・1%減と高水準だった。45都道府県で前年を下回る中、青森が同1・0%増、山梨が同0・5%増とわずかながら前年を上回った。
返納者のうち、65歳以上は49万3461人。返納者全体に占める割合は95・4%だった。
ピーク時の19年と比較すると、直近2年は75歳以上の割合が減っている。19年の返納者全体に占める75歳以上の割合は58・3%だったが、20年は53・8%に低下。21年も53・9%で、19年の水準に戻らなかった。
カテゴリー | 交通安全,白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞4月26日掲載