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2022年1月17日

日本自動車会議所創設『クルマ・社会・パートナーシップ大賞』 第1回受賞事業が決定

日本自動車会議所は、「自動車関係団体の総合団体」として、550万の働く人々と自動車ユーザーによるさまざまな貢献に「ありがとう」と感謝を伝え、それぞれの素晴らしい取り組みが世の中に広がっていく一助になればとの思いから、昨年9月、日刊自動車新聞社との共催で「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」を創設いたしました。

その後11月までの約2カ月間、日本全国から75件にのぼるご応募をいただき、このたび、選考委員会(委員長:鎌田実 東京大学名誉教授)による審議を経て、第1回(2021年度)の受賞事業が決定されましたのでお知らせいたします。 

なお、表彰式は2月7日(月)に都内会場(芝パークホテル(港区芝大門))にて開催する予定です。

第1回(2021年度)「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」では、選考委員会により、19件の「グッドパートナーシップ事業」が選定され、その中から「大賞」、部門賞となる「モビリティ・ソリューション賞」「SDGs貢献賞」「地域・コミュニティ活性化賞」「自動車ユーザー連携賞」、そして選考委員会から特別に表彰の対象としたいとされた「特別賞」の各事業が決められました。            

選考委員会の鎌田委員長は「本表彰制度の趣旨に賛同してご応募いただいた取り組みは大変クオリティが高いものが多く、本来順位を付けることはできないものであるため、難しい議論となりました。選考委員会では『地道に自動車産業・文化の発展に努力されている方々に光を当て、それぞれの取り組みが世の中にさらに広がっていくきっかけにする』との制度の主旨に立ち返りながら審議を進め、今回の選考に至りました」と選考経緯について述べました。

そのうえで鎌田委員長は「大賞となった茨城県境町の皆さんによる自動運転バス社会実装の取り組みは、公共交通網が脆弱な地域において、行政や協力事業者のイニシアチブはもちろんですが、住民がバス停留所スペースに私有地を提供したり、住民の自発的な支援によって沿線上の路上駐車が減少したりなど、住民が大きな役割を果たしながら町全体が自動運転バスの運行を迎え入れているのが大きな特徴です。CASE・MaaSの潮流の中で、一つの方向を示しているものとして高く評価されたと思います」と受賞理由の一端を語りました。

受賞事業および表彰式の概要は次のとおりです。

 

▽「2021 年度クルマ・社会・パートナーシップ大賞」受賞事業について
Ⅰ 「グッドパートナーシップ事業」全 19 事業(応募事業者五十音順) 

事業・取り組み内容/ 応募事業者

1 主に高齢者の外出促進に向けて愛知県豊明市で構築した地域のオンデマンド型乗り合い送迎サービス「チョイソコ」/(株)アイシン(愛知県刈谷市)

2 過疎地域にある自動車整備事業者が連携した「琴浦モビリティグループ」による地域の自動車モビリティ確保に向けた取り組み/赤碕ダイハツ(有)(鳥取県琴浦町)

3 歴史ある街並みの中で電気自動車による観光事業であり、住民の足にもなっている「グリスロ潮待ちタクシー」/アサヒタクシー(株)(広島県福山市)

4 免許取得段階でエコドライブが自然に身に付き、卒業生が全員エコドライバーとなる独自の教習カリキュラム「楽エコ教習」/(株)臼田ファインモータースクール(埼玉県さいたま市)

5 自動車の精緻な解体・分別を通じたリサイクルシステムの世界展開による資源循環社会の構築に向けた諸活動/会宝産業(株)(石川県金沢市)

6 地球のチカラ(重力)だけで走るクルマ「ゼロエミッションのソープボックスダービー(SBD)カー」普及活動/特定非営利活動法人日本ソープボックスダービー協会(神奈川県秦野市)

7 公共交通機関の空白地域における地域住民の手でなしとげた国内初の自動運転バスの社会実装に向けた諸活動/境町(茨城県境町)

8 地域での公共交通機関による社会貢献として、外出時の乗合・ママサポート・お墓参りサポート等の「おでかけサポート事業」の取り組み/第一交通産業グループ(福岡県北九州市)

9 損害車・水没車のリユース・リサイクル「カー・トリアージ」の推進や終末期患者を希望の場所までお連れする「願いのくるま」等の諸活動/(株)タウ(埼玉県さいたま市)

10 地域におけるタクシーの特性を活かした「防災レポーター制度」「タクシーこども 110番」「ながら見守り連携事業」などの地域支援の諸活動/(一社)東京ハイヤー・タクシー協会(東京都千代田区)

11 電気自動車の普及を通じ「防災対策」「環境」をはじめとした地域課題の解決に向けて自治体等とも協働する「ブルー・スイッチ活動」/日産自動車(株)(神奈川県横浜市)

12 東日本大震災後の被災者支援としてカーシェアリングなどクルマを活用した新しい支え合いの仕組み作りに向けた活動/(一社)日本カーシェアリング協会(宮城県石巻市)

13 妊婦の方等が事前登録で簡単に緊急時にタクシーを呼ぶことができる都内初となるサービス「陣痛タクシー」/日本交通(株)(東京都千代田区)

14 普及・拡大初期の着用徹底と正しい使用法の啓発に取り組んだ「チャイルドシート安全装着キャンペーン」/(一社)日本自動車部品工業会安全装置部会(東京都港区)

15寄付活動・クラウドファンディングや送客活動によるコロナ禍で苦しむ地元商店を応援する諸活動/ネッツトヨタニューリー北大阪(株)(大阪府豊中市)

16 日本の快適なトイレ環境をイベントや災害時などの仮設トイレでも実現した「7ブーストイレカー」「多目的トイレカー」の開発/ベクセス(株)(静岡県浜松市)

17 車に関心の高い特別支援学校生とのやり取りから始まった就業体験支援や積極的採用等の取り組み/(株)北陸マツダ(石川県野々市市)

18 地域の保育園・幼稚園等での子供たちへの交通安全教室の開催や車への関心を高めるキッズ整備士体験会等を行う取り組み/(株)ホンダカーズ埼玉(埼玉県さいたま市)

19 地域整備事業者によるエネルギー・資源の地域内循環実現に向けた、整備工場の省エネや環境対策等の取り組み/前野モータース(岩手県葛巻町)

 

Ⅱ 大賞・部門賞・特別賞 受賞者(グッドパートナーシップ 19 事業より選定)

1.大 賞
7 公共交通機関の空白地域における地域住民の手でなしとげた国内初の自動運転バスの社会実装に向けた諸活動/境町(茨城県境町)

2.部門賞
(1)モビリティ・ソリューション賞
13 妊婦の方等が事前登録で簡単に緊急時にタクシーを呼ぶことができる都内初となるサービス「陣痛タクシー」/日本交通(株)(東京都千代田区)
(2)SDGs 貢献賞
9 損害車・水没車のリユース・リサイクル「カー・トリアージ」の推進や終末期患者を希望の場所までお連れする「願いのくるま」等の諸活動/(株)タウ(埼玉県さいたま市)

(3)地域・コミュニティ活性化賞
2 過疎地域にある自動車整備事業者が連携した「琴浦モビリティグループ」による地域の自動車モビリティ確保に向けた取り組み/赤碕ダイハツ(有)(鳥取県琴浦町)
(4)自動車ユーザー連携賞
12 東日本大震災後の被災者支援としてカーシェアリングなどクルマを活用した新しい支え合いの仕組み作りに向けた活動/(一社)日本カーシェアリング協会(宮城県石巻市)
3.特別賞 (五十音順)
8 地域での公共交通機関による社会貢献として、外出時の乗合・ママサポート・お墓参りサポート等の「おでかけサポート事業」の取り組み/第一交通産業グループ(福岡県北九州市)
19 地域整備事業者によるエネルギー・資源の地域内循環実現に向けた、整備工場の省エネや環境対策等の取り組み/前野モータース(岩手県葛巻町)

 

▽「2021 年度クルマ・社会・パートナーシップ大賞」表彰式概要

1.日 時:2022年2月7日(月)15:30-17:00
2.場 所:芝パークホテル 2階ローズルーム(東京都港区芝公園 1-5-10)
3.出席者:日本自動車会議所内山田会長、鎌田選考委員長・各選考委委員、各受賞者、会議所役員・会員 他
4.次第等:①主催者代表挨拶②選考委員長講評③表彰状・副賞授与④受賞者取り組みプレゼン・紹介 等

[取材のご案内]
表彰式については、コロナウィルス感染拡大防止に留意しながら、是非ご取材いただきたく、ご依頼申し上げます。
取材ご希望の場合は、報道機関名、お名前、電話番号を明記の上、
E-mail. Award2021@aba-j.or.jp まで、メールにて、2 月 3 日(木)までにご連絡ください。

 

▽2021年度「クルマ・社会・パートナーシップ大賞~日本自動車会議所感謝表彰~」概要

主 催 一般社団法人 日本自動車会議所(全 165 会員)、株 式 会 社 日刊自動車新聞社

目 的  (1)自動車業界で働く人々や、自動車ユーザーを含めた自動車にかかわる全ての方々が、わが国の社会や自動車業界に果たしている貢献に対して、「ありがとう」と感謝の意を伝える(2)表彰を通じて、それぞれの貢献の取り組みにあらためて注目を集め、認知を広げることで、同じような取り組みが拡大していく一助とする。

受賞対象 日々の業務・活動をベースにしながら、以下(1)~(4)のいずれかに実際に取り組む自動車業界で働く人々・自動車ユーザー(地域は全国)
(1)モビリティに関する課題や、モビリティの手段を通した社会課題の解決に取り組んでいる。(例:交通安全、公共交通、MaaS 等)
(2)SDGs 目標達成につながる取り組みを行っている
(3)地域や自治体と協働・連携し、地域活性化に取り組んでいる(含:災害・緊急時)
(4)ユーザーとして自動車を大切に取り扱い、性別や年齢に関わらず幅広い層から評価されうる取り組みを行っている

受賞構成 大賞を含めて以下の三賞を設ける・カッコ内の数字は受賞数
Ⅰ大賞(1) [総合的に最も評価の高い選考結果を得たもの]
Ⅱ部門賞(4) [受賞対象の 4 分野ごとに最も評価の高い選考結果を得たもの]
Ⅲ特別賞 [制度の趣旨に照らし、選考委員が推奨し、特別に表彰に値するもの]
選考・表彰 (1)21 年 9 月~ ①一般および会員からの公募 ②主催者事務局推薦 の開始 (2) 11 月~ 選考委員会を設置し、厳正・公正な審査により受賞者を選定(3)22 年初頭 受賞者公表(1/17)

表彰式開催 都内会場で当会議所会長より表彰状授与(2/7)(副賞(賞品を予定))

選考委員会 委員長:鎌田実 東京大学名誉教授 ※法人の社会活動や自動車業界に詳しい有識者等で委員構成

公募要領  (1)日本自動車会議所や会員のホームページ(HP)にある本賞のバナーにアクセスし、応募申請フォームに記入し送信(2)もしくは、応募申請フォーム(HPからダウンロードも可)に記入し、電子メールで申請
<日本自動車会議所HPアドレス https://www.aba-j.or.jp/>
<電子メールアドレス Award2021@aba-j.or.jp>

受付期間 9 月 15 日(水)~11月15日(金)

 

▽選考委員名簿(敬称略 順不同 所属・肩書は 2022 年 1 月現在)

委員長 鎌田 実 東京大学名誉教授
関根 千佳 ㈱ユーディット会長
森 摂 ㈱オルタナ代表取締役
加藤 和夫 (一社)日本自動車販売協会連合会会長
田口 亜希 (公財)日本財団パラスポーツサポートセンター推進戦略部ディレクター

山岡 正博 (一社)日本自動車会議所専務理事
花井 真紀子 ㈱日刊自動車新聞社取締役

 

クルマ・社会・パートナーシップ大賞ニュースリリース一式

 

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,会議所ニュース
主催者

日本自動車会議所、日刊自動車新聞社

対象者 一般,自動車業界