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2021年9月13日

ホンダ、自動運転モビリティサービス 20年代半ば「レベル4」で実用化

ホンダは8日、自動運転車を使用したモビリティサービスの提供に向けた技術実証を9月中に開始すると発表した。栃木県宇都宮市・芳賀町の公道でゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転車「クルーズAV」の走行テストを実施する。

実証実験を通じて日本の道路環境や交通規制への対応といった技術課題を解消し、ホンダがGMと共同開発する「レベル4」(限定領域での自動運転車)の自動運転車を活用したモビリティサービスを2020年代半ばに実用化する考えだ。

ホンダは9月中に同地域で地図作成車両を走らせて高精度地図を作製するとともに、栃木県のホンダの施設内でクルーズAVの公道走行に向けた安全性を検証し、来年をめどに公道走行テストを開始する。実証実験でクルーズAVの自動運転技術を日本向けに適合させる。公道での実証実験を実施する地域は順次拡大する。

20年代半ばには、ホンダやGM、GM子会社のクルーズが開発する商用自動運転車「クルーズオリジン」を使用したモビリティサービスを提供する。サービスを国内で提供するのはホンダが20年に立ち上げたホンダモビリティソリューションズ。同社が手がけるカーシェア事業などの展開を通じてモビリティに対するニーズを収集し、自動運転モビリティサービスのビジネスモデルの確立につなげる。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞9月9日掲載