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2021年9月13日

全国自動車大学校・整備専門学校協会 整備士確保へ広報活動

全国自動車大学校・整備専門学校協会(JAMCA、中川裕之会長)の第45回経営研究会が8日、東京ガーデンパレス(東京都文京区)で開かれ、自動車整備士の人材確保に向けて、新しい整備士像を紹介する学生向け広報冊子の配布に取り組んでいることなどの報告や講演があった。

中川会長はあいさつで整備士の確保の難しさにふれ、「新型コロナ(の感染拡大)で留学生も減っており、苦労している。供給が減る中、教育の質を向上して、(人材の)質を上げていかないといけない。一致団結して取り組んでいければ」と協力を呼び掛けた。

各委員会からの活動報告では、衝突事故防止機能など新たな装置の車載化に整備士が対応していることを知ってもらうため高校訪問などの際に広報用冊子を配布していることなどが紹介された。

研究会の後半では、国土交通省自動車局の佐橋真人整備課長が「最近の整備業界を取り巻く状況とその対応について」、文部科学省専修学校教育振興室の岡貴子室長が「専修学校をめぐる最近の動向について」と題して講演した。

佐橋氏は整備士の人材確保には処遇改善が必要と訴え、整備業経営者を対象に人材確保に関するセミナーを開いていると紹介。岡氏はSNSや動画などを活用し専修学校の魅力をPRする広報プロジェクト「専修学校#知る専」に取り組んでいることを紹介した。

カテゴリー 会議・審議会・委員会
対象者 大学・専門学校,自動車業界

日刊自動車新聞9月10日掲載