2021年8月20日

北九州自動車大、中高生向け整備士イベント　山口で初開催

北九州自動車大学校（籠谷正則校長、福岡県北九州市）は、２４、２５日に山口市内のやまぐち富士商ドームで「山口県メカニック＆モーターＳＨＯＷ」を開催する。県内の自動車関連企業１８社がブース出展し、車両展示やメカニック体験コーナーを設ける。同校主催による山口県内でのイベントは今回が初めて。

少子化の加速などで自動車整備士の道に進む学生が減少しており、自動車に関係する企業では人材の確保、特に有資格者の採用が難しくなっている。こうした状況を背景に「自動車業界の今を理解してもらい、整備士を希望する若者を増やしたい」として、山口県出身の学生や卒業生が多い同校に自動車関連企業が要請し、今回のイベントを企画した。

新車ディーラーや二輪車販売店が各社の取り扱う最新モデルを展示のほか、整備士の仕事に触れることができる場を設ける。県内の高校生や中学生らを主な対象とし、入場は無料。同校では、「労働環境が大幅に改善されていることに加え、若手人材へのニーズが高まっている自動車業界の現状を知ってもらいたい」としている。