会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2021年8月04日

日刊自連載「全国自動車会議所トップインタビュー」(9)神奈川県自動車会議所会長・吉田修一氏

―日本自動車会議所が創立75周年を迎えました

「自動車関連分野の総合団体としてクルマ社会の健全な発展を目指し、自動車産業が抱える諸課題に対処してこられました。さまざまな啓発イベントではクルマファン、バイクファンの拡大にご尽力されるなど強力なリーダーシップを発揮して業界をけん引されております。100年に1度とも言われている大変革期を迎えている自動車業界にあって、情勢変化に的確に対処できるようこれからも引き続きご支援・ご指導を賜りたいと考えております」

―本部と連携した活動では

「日本自動車会議所が主催する各種委員会などへの参画や、自動車税制改正にかかる要望活動など全国と歩調を合わせ展開しております。また、日本自動車会議所が主催した『交通安全ポスター原画コンテスト』の受賞作品を活用した交通安全運動などの広報事業なども実施しております。今回新たに創設される表彰制度についても意見交換を進めながら今後も連携を深めていく所存です」

―神奈川県自動車会議所の活動は

「自動車ユーザーをはじめとする支援事業の一環で、毎年11月に横浜駅東口のイベントスペースで『自動車なんでも相談所』を開催し、例年70~80件の相談をお寄せいただくなど好評を博しております。また、自動車業界に従事する立場として、SDGs(持続可能な開発目標)や二酸化炭素排出削減に積極的に取り組むことが重要だという認識も強めております。当会員団体である神奈川県トラック協会で今年5月、神奈川県が公募する『かながわSDGsパートナー』の第5期に登録されました。同協会が実施するSDGsへの活動は当会議所の助成金を活用いただいており、また同様に神奈川県バス協会も同会議所の助成金で安全運行の訓練を実施されております。神奈川県は自動車保有台数が全国4番目であり、業界をあげてカーボンニュートラルに取り組めば波及効果は大きいと考えます。日本自動車会議所と連携を密に対処してまいります」

―今後の取り組みや抱負について

「自動車は人々の生活を豊かにする一方で、交通事故など課題があることも事実です。自動車を作る人、売る人、使う人などクルマに関連する全てのステークホルダーが会議所に一堂に集まり、お互いを認め合いながら健全なクルマ社会の発展に向け取り組んでいくことは非常に意義にある重要なことだと考えます。今後も日本自動車会議所、また県内の関連団体などと強固な連携のもと、新たな時代に向けて取り組んでいく所存です」

=おわり=

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞7月30日掲載