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2021年6月09日

富山県中央自動車学校 門型洗車機導入でキレイな教習車PR

富山県中央自動車学校(富山市)は、働き方改革の一環として4月から門型洗車機を導入した。従来、指導員が手洗いで行っていたものを洗車機に切り替えるためで、月に1回は社員のマイカーにも使用するなど福利厚生にも活用。〝キレイな教習車〟が市中を走るとあって同校のPRにも貢献している。

同校は現在、教習車34台のほか送迎車両14台の計48台の車両を保有。従来は22人いる指導員が教習以外の時間で手洗い洗車を行っていた。富山県は積雪も多く車の汚れが激しい。

特に冬季は洗車作業が指導員の負担となっており、働き方改革の意味からも洗車機の導入を決定。今年4月、ビユーテーの門型洗車機「NewT―X(ニュートエックス)」を導入した。

現在、送迎用のマイクロバスの3台を除いた41台を対象に洗車機による洗車を実施し、指導員の負担軽減に貢献している。福利厚生の一環として1カ月に1回、社員のマイカーも利用可能とした。

同校の周辺には大学が多く、毎年1千人以上が入校している。コロナ禍で自動車が見直され、2020年度は入校者数を増やした。同校を運営する富山自動車技術研究所の宮前宏司社長は「利益は社員に還元する」考えから洗車機の導入に踏み切った。

同時にガソリンスタンドも新設。敷地内での給油も可能となり、洗車と合わせて社員の負担は大幅に軽減されることになった。洗車機は静音式ドライヤーを採用したほか、子どもが入らないように敷地の奥に設置するなど地域に対する配慮もされている。

同校では「社員の負担軽減、福利厚生に加え、いつもキレイな車で教習できるなど、洗車機導入の効果は大きい」(同)としており、今後も洗車機をフルに活用していく考えだ。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 大学・専門学校,一般,自動車業界

日刊自動車新聞5月31日掲載