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2021年6月08日

日産 新型EV「アリア」に日本専用限定車、予約受付開始

日産自動車は4日、SUVタイプの新型電気自動車(EV)「アリア」に日本専用の特別限定車「アリアリミテッド」を設定し、予約注文受付を開始したと発表した。価格は660万~790万200円(消費税込み)で今冬に納車を開始する。

専用ボディーカラーの採用に加え、先進運転支援技術「プロパイロット2・0」など最新技術を盛り込み商品力を高めた。中期経営計画で日本をコアマーケットと位置付ける同社にとって、国内の新車攻勢をけん引する車種となる。

日産は昨年7月にアリアを発表して以降、関心を寄せる消費者に対してウェブサイト「クラブアリア」を通じて最新情報を提供してきた。会員登録者数は20万人にのぼり、ユーザーの声を特別仕様車に反映した。

他の市場に先駆けて日本に投入するのは「最先端技術を満載したアリアは日本で最初に販売してどんどん磨いていく」(星野朝子執行役副社長)狙いがある。

全4グレード展開で、66キロワット時、91キロワット時のバッテリーに2WDと4WDを組み合わせる。2WD・66キロワット時のグレードは今冬から納入を開始。予約注文限定の「バーガンディー/ミッドナイトブラック、シェルブロンド/ミッドナイトブラック」の2色の2トーンをはじめ、全5色をラインアップする。

補助金の活用で標準車の実質購入価格は500万円台となる。米国や欧州でも順次予約注文を始める。4日のオンライン会見で、星野副社長は「アリアは最新技術を搭載した日産のフラッグシップカーであり、真のカーボンニュートラル社会に貢献する車に育てる」と意気込みを述べた。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞6月5日掲載