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2021年6月07日

自工会 次回東京モーターショーは23年開催

日本自動車工業会の豊田章男会長は3日、オンライン記者会見で、次回の東京モーターショーを2023年に開催すると発表した。テーマを「グリーン&デジタル」とし2050年のカーボンニュートラル実現に向けたメッセージを発信する。新型コロナウイルス感染状況を見ながら集客を前提としたリアル開催も視野に入れる。

同日開催した理事会で次回の開催年を決定した。豊田会長は、23年開催予定の東京モーターショーについて「カーボンニュートラルには長い道のりとなり、そのスタートを切る上で中長期的なメッセージとなる」と述べ、脱炭素社会実現に向けた自動車産業の取り組みを紹介する場と位置付ける。

19年に開催した前回と同様、他業界と連携した「オールインダストリーショーになるように検討していきたい」(豊田会長)とした。

また、政府が公表した「成長戦略実行計画案」で水素ステーションを1千基、電気自動車(EV)用の充電インフラを15万基設置する計画について豊田会長は「設置することだけを目標にしてほしくない。現実に数だけを目標にすると設置できる場所に設置していき、結果的に使い勝手が悪いということになりかねない」と指摘。

車のコネクテッド技術を活用して「電動車が多く集まる場所に優先的にインフラを整備できる」と、電動車向けインフラの効率的な整備に協力できることをアピールした。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞6月4日掲載